はじめに
本ページは、アイドルグループ「最終未来少女」のファンの方向けに、
- 「生誕委員」とはどのようなものか
- 生誕企画 (メンバーの生誕祭において実施するファン企画) を進めるにあたっての心得や進め方
を、@torochan の過去の経験に基づいて記事としてまとめたものです。
ここに書かれている内容は「最終未来少女」向けの説明であり、他の界隈では進め方が異なることがあります。あくまで1つの参考例として捉えていただけると助かります。
生誕委員とは
生誕委員とは、アイドルグループのメンバーの「生誕ライブ」や「生誕イベント」で、運営の許可を得た上で、ファン有志がフラワースタンドやケーキ・メッセージアルバムなどをプレゼントするファン企画 (生誕企画) を計画・実行するための複数人からなるグループ (生誕委員会) のメンバーのことを指します。
通常、古くからのファンや、いつも現場に通っているファン (おまいつ) が生誕委員を SNS等で公開募集し、生誕企画の活動を開始することが多いですが、公開募集は行わず、前年の生誕委員が知り合いの中から次の年の生誕委員を選出している場合もあります。
最終未来少女では、4人体制以降、公開募集方式で生誕委員を募集し、生誕企画を実施しています。
生誕委員の心得
生誕委員は、直接生誕企画を運営・実行でき、かつ生誕祭当日には表に見えてしまう存在のため、最終的にメンバーから感謝されることが多い一方で、ファンの一部の人のみで運営する企画であるため、それを快く思わない方が一定数存在することも事実です。また、生誕委員は、想像以上に大変な活動です。そこで、以下の点を心得た上で参加・活動することをお勧めします。
- 推しからの見返りを期待しない
- 生誕企画は本来、推しの笑顔が見たいから企画するものであって、それによって何らかの見返りを期待するのは間違っています。(もっと認知されてメンバーから推されたい、等)
- もしそのような気持ちをお持ちでしたら、生誕企画には参加しない方が良いでしょう。期待してしまうと、こんなに頑張ったのにとか、思ったより褒めてもらえないという感情にになり、病んでしまいます。
- また、アイドル側も、生誕委員をした人を特別扱いしてしまうと他のファンに悪影響があるので、意図して優遇しないようにしている場合が多いように思います。
- 生誕委員であることを必要以上にアピールしない (他のファンに対しても、推しに対しても)
- 見返りを期待しないことと似た話ですが、最終的に自分が生誕委員であることを推しに知られなくてもそれで良いと思えないのであれば、生誕委員に向いていませんので参加はお勧めしません。
- たまに生誕委員であることをアピールしたいが故に生誕委員に参加される方がいらっしゃるのですが、そのような気持ちの方はあまり作業に協力的でない場合がほとんどで、周りの委員からもそれが見えてしまうため、快く思われないことが多いです。
- 実際にはかなり大変な作業になるので、個人的な目的のために生誕委員になることはお勧めしません。
- ※ ただし、生誕委員の活動に必要なアナウンス時などに個人を完全に隠す必要まではありません。
- どれだけ大変でも推しのためであれば頑張れると思える方が参加する
- 生誕委員は、生誕委員の間で異なる意見を話し合いながら1つの企画にまとめ上げ、さらに、運営側と交渉を行いながら、花やケーキ・メッセージアルバムの発注・製作、さらには生誕祭当日の企画の実施などを行っていきます。
- 全員推し被りのファンから構成されるグループですので、他の委員と意見が合わず対立することもよくありますし、作業も完全に分担することはできず、自分だけ大変になることもたびたびあったりします。
- そんな大変な準備・作業を続けて、最終的に生誕祭を成功させたとしても、そこで精神的に力尽き、他界 (ファンを辞める) してしまう方も大勢いらっしゃいます。それくらい大変なものだということを理解した上でご参加ください。(「生誕他界」という言葉が存在するほどよくあるケースです)
生誕企画の進め方
生誕企画は生誕際 (生誕ライブ・生誕イベント) の 2ヶ月半〜2ヶ月前に検討を開始することをお勧めします。タイムラインのイメージは以下の通りです。
| 実施時期 | 実施内容 |
| 11週間前 | 生誕委員メンバーの募集 |
| 10週間前 | 生誕企画の検討開始 |
| 9週間前 | 運営に対する生誕企画実施の許可の取得 |
| 8週間前 | 生誕メッセージ募集準備開始 [紙カードの場合] カードのデザイン＆印刷 [オンラインの場合] スゴヨセなどへの登録・デザイン決定 |
| 6週間前 | 生誕メッセージ募集開始 [紙カードの場合] 現場でのカードの配布＆回収 [オンラインの場合] スゴヨセなどの募集ページのアナウンス |
| 6週間前 | カンパ募集開始 |
| 6週間前 | フラワースタンドの設置可能サイズ・搬入搬出方法・時間の確認 |
| 6週間前 | フラワースタンドデザイン検討開始 |
| 4週間前 | フラワースタンド発注 ※ オンラインの場合ここから花屋と3週間程度やりとりする場合あり |
| 2週間前 | メッセージアルバム制作開始 [紙カードの場合] アルバム制作開始 [オンラインの場合] アルバム印刷の発注 |
| 1週間前 | 生誕祭当日メッセージアルバム等を渡す方法・タイミングの確認＆調整 |
Step0: 生誕委員メンバーの募集
まず初めに、生誕委員の募集を行います。最終未来少女の場合は、「最終未来少女ファン企画」Xアカウントで募集を行うのが良いでしょう。
こちらのアカウントに DMをいただければ、@torochan0 が募集ツイートを行うためのアカウント権限の付与を行わせていただきます。(不明な点はお問い合わせください)
生誕委員が募集できたら、その後の相談は、LINE のオープンチャット (“藤咲凪生誕2024” など) を作成するのがお勧めです。以降は、オープンチャット内で相談しながら生誕企画を進めていきます。
Step1: 生誕企画の検討
- 推しが喜ぶことは何かを第一に考える
- 推しがしてもらったら嬉しいことや、推しが好きな要素を取り入れるなど工夫することで、より推しに喜んでもらえる生誕際になると思います。
- 逆に、生誕委員内でファン同士の仲が悪くなったりすることは推しが悲しむので絶対にやめましょう。
- 可能な限りファンが誰でも参加できる企画を考える
- 例えばメッセージカードを現場で配布して回収する方法だと、現場に来れない遠方の方が参加できない企画になってしまいます。
- また、生誕委員の個人的な想いを形にすることは、他のファンから見ていい気持ちにはならないので避けるようにしましょう。
- 生誕企画の予算規模は、他のメンバーの生誕と大きく差がない範囲に留める
- 盛大にお祝いしたい気持ちは分かるのですが、他のメンバーの生誕祭とあまりにも豪華さが違ってしまうと、他のメンバーが悲しい思いをしたり、他のメンバーの生誕委員のプレッシャーとなったりするので、他のメンバーの生誕祭の内容は意識した上で検討すると良いでしょう。
Step2: 運営に対する生誕企画実施の許可の取得
まず、生誕企画 (ファン企画) の実施には、運営 (所属事務所) の許可が必要です。なぜなら、生誕ライブ会場へのフラワースタンドの設置や、生誕ライブ中にメッセージアルバムや生誕ケーキをメンバーに渡すタイミングを作ってもらう必要があるからです。
さらに、生誕ライブやイベントがまだアナウンスされていない場合には、それらの開催の有無から確認を行う必要があります。
最終未来少女の場合には、運営との連絡は 公式Xアカウントの DMにて行うことになっていますので、まずは DMにて以下の内容を送ると良いでしょう。
- 自分がどのような人間であるかの自己紹介
- 例: ⚪︎⚪︎さんのファンの⚪︎⚪︎と申します。この度⚪︎⚪︎さんの誕生日に向けてファン企画 (生誕企画) を検討させていただきたく、ご連絡をさせていただきました、等
- ※ いきなり「生誕委員です」と名乗るのはそもそも企画の許可が出ていない段階では変なので、そうは名乗らない方が良いです。
- 生誕イベント or 生誕ライブが開催されるかどうか
- 開催される場合、生誕企画を実施させて欲しいということ、いつ頃の開催予定か
- 生誕企画として考えている内容 (例: フラワースタンド・メッセージアルバム贈呈等ざっくりで良い)
なお、最終未来少女ではケーキは運営側で用意するとの情報がありますので、その点も確認すると良いでしょう。
生誕委員同士で企画の内容を検討していきます。その際のポイントは以下のとおりです。
Step3: 生誕企画のアナウンス
生誕企画のうち、ファンの皆様にご協力をお願いするものについては、ファン企画用の Xアカウントでアナウンスを行います。例えば、生誕メッセージの記入やカンパのお願いなどです。
この際気をつけることとしては、なるべく企画の内容がメンバーにバレないようにするということです。アナウンスの際には以下に気を付けると良いでしょう。
- 具体的な内容について書かないようにする
- ファン企画アカウントでは、生誕企画の対象となるメンバーのアカウントをブロックしておく
ただし、大抵の場合、メンバーも生誕企画が実施されることは分かっているはずなので、それほど神経質になる必要はありません。生誕企画のポストは拡散してもらった方が参加してもらえる人数が増えるので、アナウンスは基本「拡散希望」のスタンスで問題ないと思います。
また、アナウンスはアカウントをフォローしている方全員が見ているとは限らないので、一度だけのポストとせず、募集の締め切りまで定期的にポストを繰り返すと良いでしょう。また、ファン企画アカウント側からファンの方をフォローしていくことで、アカウントの存在を知ってもらえ、さらには生誕企画の参加にも繋がっていきますので、ファン企画アカウントでのフォロー拡大も1つの施策として有効です。
最終未来少女のファン企画アカウントはこちらになります。
生誕委員の方にはファン企画アカウントからポストやDM送信が可能なアカウント権限の付与を行っていますので、ファン企画アカウントからのアナウンスを担当される方は @torochan0 までご連絡ください。
Step4: カンパ (募金) の募集
生誕企画・ファン企画の実現のためにはお金が必要です。ファン有志の皆様から募金 (カンパ) を集めるのが一般的ですが、カンパはあくまで任意のため、心構えとしては仮にカンパが集まらなかった場合でも生誕委員の中で生誕企画に掛かるお金を全額負担できることが大前提です。これらを踏まえ、生誕企画を検討する際には、どの程度の金額が生誕委員 + カンパで集められるかも検討の大きな基準になります。
以前は、カンパは現場で直接集めるのが通例でした。ところが、最終未来少女のように現場の数が少ないと、十分な金額のカンパが集められなかったり、最終的にどの程度の金額が集められるかが見積もれず、企画した内容とカンパの金額が大きく乖離してしまった場合に、生誕委員の負担が大きくなってしまうといった問題があります。
そこで最終未来少女では、Googleフォームを使った、事前支払い or 事前申告制の募集方式を採用しています。
- カンパの目的
- カンパの目標金額
- カンパの支払い方法 (生誕ライブ当日 or PayPayによる事前支払い)
- カンパの支払い金額
これらの内容を事前に Googleフォームに記入していただくことで、カンパの合計金額・規模を適切に把握でき、お金に関する心配をすることなく企画をすすめることができます。
実際には、すべての方にアナウンスを行き届かせることは不可能なので、生誕当日になってカンパをしたいと申し出てくださる方がいることも事実ですが、この方式を採用してから、当日現場で頑張ってカンパを募集しなければ！といった苦労がなくなったことは良かったと思っています。(生誕当日は本来の企画に集中できます)
以下に Googleフォームでの募集例を示します。
XXX生誕2024 カンパ募集フォーム
◾️企画の目的
20YY/MM/DD に最終未来少女のXXXさんが生誕ライブを開催します。そこで、ファン企画として以下を実施したいと考えています。
① メッセージアルバムの製本＆プレゼント
② ケーキのプレゼント
③ フラワースタンドのライブ会場への設置
本企画に賛同＆ご協力いただける方は、以下の説明をよく読み、本フォームへの記入・お支払いをお願いいたします。◾️目標金額
XX,XXX円
【内訳】
① メッセージアルバム: X,XXX円程度
② ケーキ: XX,XXX円程度
③ フラワースタンド: XX,XXX円程度◾️現在のカンパ額
XX,XXX円 (MM/DD現在・支払予定を含む)◾️カンパの方法
以下のいずれかの方法でお願いいたします。
1. 生誕ライブ当日に会場で現金手渡し
2. PayPayでのお支払い (リンクは後述)◾️生誕ライブ当日の現金手渡し
本フォームに記入をお願いします。2024/MM/DDの生誕ライブ当日に下記の「最終未来少女ファン企画」X (旧Twitter) アカウントにてカンパの受け取り場所 (会場内) をポスト致しますので、その場所にお越しください。
・https://twitter.com/sms_fanproject
※ 1口 1000円で何口でもOKです。◾️PayPayでのお支払い
下記リンクからPayPayアプリにてお支払いください (受取人: XXX)
・ここにPayPayの受け取り用のリンクを記載
こちらのリンクが期限切れの場合には、下記の PayPay ID 宛に送金をお願いします。
・PayPay ID: xxxxx
お支払いが完了後、本フォームにご記入・送信してください。
※ 1口 1000円で何口でもOKです。◾️その他
カンパしていただいた方と金額は全て記録させていただき、企画の終了後に収支報告をさせていただきます。上記以外のお支払い方法をご希望の方は、最終未来少女公式Discord内でご相談いただくか、最終未来少女ファン企画 X (旧Twitter) アカウントまでご連絡ください。
なお、こちらの Googleフォームのテンプレートが「最終未来少女ファン企画」の Googleアカウント (smsfanproject@gmail.com) の Googleドライブにありますので、募集フォームを設置・アナウンスする場合にはご相談ください。(フォーム記入時の確認メール送信用のスクリプトも用意してありますし、サポート可能です)
以下は、ファン企画アカウントからのカンパ募集の例になります。
なお、カンパをしていただいたお金は、担当を決め責任を持って管理するようにしてください。フラワースタンドやケーキなど、生誕企画に関わるすべての購入時に必ず領収書を発行してもらうようにしましょう。また、ファンの皆様からいただいたお金は、誰から何円いただいたか、オープンチャット内のノートなどで都度記録・管理するようにしましょう。生誕祭終了時に収支報告が正しく行えるよう運営することが重要です。
Step5: 生誕祭当日
生誕祭当日は、生誕委員が企画を実際に実行する場になります。計画していた企画を無事遂行できるよう、事前に当日の流れ・動きをよく確認し、以下のような担当を明示的に決めておくことが重要です。
- 会場の装飾を行う場合
- 入場のタイミング
- 装飾のタイミング
- 誰がどの作業を担当するか
- 装飾の撤収のタイミング
- フラワースタンドを設置する場合
- 搬入が無事行われたことの確認
- 生誕祭終了後、生誕企画の報告に使用する用の写真を撮影
- ケーキを贈呈する場合
- ケーキの受け取りと会場への運搬
- 会場の冷蔵庫への保管の依頼
- ケーキを冷蔵庫から取り出してフロア内に持ってくるタイミングの運営側との調整・決定
- ケーキを渡す担当
- ※ 最終未来少女ではファン側からケーキ贈呈は禁止されているのでこちらは対象外ですが、ご参考まで。
- 花束を贈呈する場合
- 花の受け取りと会場への運搬
- 花を渡すタイミングの運営側との調整・決定
- 花を渡す担当
- ※ ファン側から渡すのではなく、メンバーから渡す形になることも多いです。
- メッセージアルバムを贈呈する場合
- メッセージアルバムの仕上げをいつ誰がやるか
- メッセージアルバムを渡すタイミングの運営側との調整・決定
- メッセージアルバムを渡す担当
- ※ ファン側から渡すのではなく、メンバーから渡す形になることも多いです。
Step6: 生誕企画の実施後
生誕企画の実施後は、ファン企画の Xアカウントで、ご協力くださったファンの皆様に向けて、お礼メッセージの投稿を行いましょう。その際、以下の内容を含めると良いと思います
- フラワースタンドやケーキ、メッセージアルバムの写真
- 生誕企画でどなたかにイラスト等を描いてもらった場合にはそのイラストと感謝の言葉
- カンパに協力してくださった方のお名前のリスト (お礼のポストのリプライ欄に投稿)
生誕企画の収支については、X にポストする必要はありませんが、必ずまとめておき、Discord内のファン企画チャンネルなどに投稿すると良いでしょう。一部の人が実施している生誕企画なだけに、透明性の高い運用を行うよう心掛けたいたいところです。
生誕企画の例
フラワースタンド
フラワースタンドは生誕祭における企画の基本になります。生誕ライブがある場合には、ライブ会場の入り口などに、フラワースタンドを設置します。
なお、フラワースタンドという名称ではありますが、アイドルさん向けのフラワースタンドは、バルーンを多用したバルーンスタンドが用いられることが多いです。
一方、生誕ライブが開催されず、レンタルスペースなどで生誕イベントが開催される場合には、その会場の規模にもよりますが、フラワースタンドが設置できない場合には、フラワーアレンジメント (楽屋花的なもの) を送ると良いでしょう。
フラワースタンドを設置する際には、以下についての確認・検討が必要です。会場に確認が必要な内容については、基本的に運営側に連絡をし、確認をしてもらいます。
- 会場にフラワースタンドが設置が可能かの確認
- 設置可能なサイズ (幅・奥行き・高さ)、設置場所などのレギュレーションの確認
- 搬入時間・搬出時間の確認 (搬出が翌日になる場合もあります)
- 搬入時の受け取り方法・受取人の確認
- 搬出時の立ち合いの要否
フラワースタンドの発注先の候補は様々な選択肢がありますが、都内であれば「新宿リンクス」さんがアイドルさん向けのバルーンスタンドの実績が非常に多く、信頼もできるお店のためお勧めです。
また、最終未来少女の 1st / 2nd ワンマンではこちらの「エキゾティカフロエア」さんを利用させていただきましたが、出来栄えは非常に良いものの、オーダー時の自由度はそれ程高くないかもしれません。ある程度お任せをして、デザイン修正をあまり行わないのであればお勧めです。(デザイン修正の依頼に対してはあまり反応は良くありません)
ケーキ
生誕ライブや生誕イベントにおいてセレモニーのためのコーナー (時間帯) を用意してもらい、ファン or メンバー or 運営側からメンバーに対してケーキを贈呈する企画です。ケーキと合わせてメッセージカードや花束を贈呈することも多いです。
会場にはよりますが、ケーキを火に付けた状態でステージ等に運び、メンバーに渡して火を消してもらうという流れが一般的かなと思います。
ケーキを渡す人は、運営によるのですが、フロアからファンが渡すケースと、メンバーや運営がステージ上でメンバーに渡すケースがあります。そのため、ケーキを渡す段取りまでを運営側と話し合っておく必要があります。
なお、最終未来少女では、ファンによるケーキの用意及び贈呈は禁止されており、基本的に運営側で準備してくれるようです。ただし、以前、ファン企画側でケーキを発注し、運営側でケーキの受け取り＆メンバーへの贈呈を行なってもらったケースがありますので、交渉次第ではファン側でケーキのデザインを検討＆用意することも可能かもしれません。
ケーキを発注する際には、以下についての検討が必要です。
- 受け取り日時と運搬方法
- ケーキをお店からライブ会場まで運ぶ際の保冷方法 (保冷バッグ)
- ライブハウスでの保管方法 (冷蔵庫があるかの確認、保管可能サイズにも注意)
- ライブやイベントの進行に贈呈のタイミングを含めてもらう必要があるのでその交渉
- 誰がケーキをメンバーに渡すかとその段取り
生誕ケーキの発注先としては、表参道の「ドルチェマリリッサ」が非常に有名です。デザインの自由度が高く、可愛いケーキを製作してもらえます。
この他にも選択肢はたくさんあると思いますので、イメージに合ったケーキ屋さんを自由に選ぶので良いと思います。
メッセージアルバム
こちらも生誕企画としては最もメジャーな企画の1つになります。ファンからの生誕メッセージ (お祝いメッセージ) をカードに記入してもらい、それをアルバム化して生誕ライブや生誕イベント時にメンバーに渡す形です。
コロナ以前は、紙のメッセージカード (名刺サイズ) をライブがある日の現場でファンの方に配布し、その場や、次回のライブまでにメッセージを直筆してもらい回収する形式が一般的でした。ところがコロナ禍中やコロナ後は、現場の数が減ったことや、遠方の方でも同じようにメッセージを記入したいという要望があることから、オンラインでのメッセージ募集＆アルバム印刷の形式がメジャーになってきています。
最終未来少女では、もともとライブの本数が少なかったこともあり、現場での紙のメッセージカードによる生誕メッセージの募集は行わず、オンライン形式でのメッセージ募集＆メッセージアルバムの製作を行ってきています。
具体的には、「スゴヨセ」と呼ばれるサービスを利用することで、生誕メッセージの募集から、メッセージアルバムのデザイン・印刷までをすべてオンラインで行うことができます。
一方で、このサービスでは直筆のメッセージは回収できなかったり、アルバムのデザインの自由度がそれ程大きくなかったり、紙のメッセージカードによるアルバム製作のような手作り感は出せないため、下記に示すような他の選択肢の検討をしても良いかもしれません。
以下にそのパターンの例を示します。
| スゴヨセ | パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 | パターン5 | |
| タイプ | オンライン→冊子印刷 | オンライン→冊子印刷 | 紙カード→冊子印刷 | 紙カード→紙アルバム | オンライン→紙アルバム | オンライン→紙アルバム |
| カード媒体 | 画像データ | 画像データ | 紙カード | 紙カード | 紙カード | 画像データ＆紙カード |
| カードデザイン | テンプレから選択 | 画像データを作成 | 画像データを作成 | 画像データを作成 | 画像データを作成 | 画像データを作成 |
| カード印刷 | 不要 | 不要 | 印刷業者 or プリンタ印刷 | 印刷業者 or プリンタ印刷 | 印刷業者 or プリンタ印刷 | 印刷業者 or プリンタ印刷 |
| カード記入方式 | スゴヨセのサイトで記入 | Googleフォームでメッセージを送信 | ・記入した紙カードを撮影 or スキャン ・Googleフォームで送信 | ・紙カードに直接記入 | ・Googleフォームでメッセージ送信 | ・メッセージが記入済みのカード画像を作成 ・Googleフォームで画像を送信 |
| 直筆 | × | × | ◯ | ◯ | × | △ (頑張れば可能) |
| カード配布 | 不要 | 不要 | 現場 | 現場 | 不要 | 不要 |
| カード回収 | 不要 | 不要 | 不要 | 現場 | 不要 | 不要 |
| アルバム媒体 | 冊子印刷 | 冊子印刷 | 冊子印刷 | 市販の紙アルバム | 市販の紙アルバム | 市販の紙アルバム |
| アルバムデザイン | テンプレから選択 | 画像データを作成 | 画像データを作成 | 物理的に配置&装飾 | 物理的に配置&装飾 | 物理的に配置&装飾 |
| アルバム化 | スゴヨセ | ・カード画像1枚1枚にメッセージを配置 ・アルバム画像内にカード画像を配置 ・印刷業者に冊子印刷を依頼 | ・アルバム画像内にカード画像を配置 ・印刷業者に冊子印刷を依頼 | ・アルバムを購入してカード貼り付け＆装飾 | ・アルバムを購入してカード貼り付け＆装飾 | ・アルバムを購入してカード貼り付け＆装飾 |
| メリット | ・誰でも参加できる ・手間が掛からない | ・誰でも参加できる ・デザイン自由度 | ・直筆 ・デザイン自由度 | ・直筆 ・デザイン自由度 ・手作り感 | ・デザイン自由度 ・手作り感 | ・デザイン自由度 ・手作り感 |
| デメリット | ・直筆ではない ・デザイン自由度 | ・直筆ではない ・カード画像1枚1枚にメッセージを配置するのが大変 ・アルバムデータを作成するのが大変 | ・現場を介する必要がある ・スキャン画像の質のバラつきにより見栄えが良くない ・配布・記入の両方に手間が掛かる ・アルバムデータ作成が大変 | ・現場を介す必要がある ・アルバム製作を分担しづらい | ・カード画像1枚1枚にメッセージを配置するのが大変 ・アルバムデータを作成するのが大変 | ・ファンがメッセージ記入済みの画像を作成する必要がある |
以下は、ファン企画アカウントからの生誕メッセージ募集のポストの例になります。
なお、メッセージアルバムに、ファンの皆様からのメッセージに加え、グループ内の他のメンバーや関係者 (マネージャー等) からのメッセージを含めることができるとより良いと思います (メンバーに喜んでもらる) ので、検討することをお勧めします。
ただし、他のメンバーや関係者に生誕メッセージの記入をお願いする場合には、直接ではなく運営を通す (生誕委員から運営にメッセージの回収をお願いする) ようにしてください。また「関係者」ですが、特に指定しない場合基本的にマネージャなどになると思いますので、他に書いてもらいたい明確な人物がいる場合には指定すると良いでしょう。(例: 振付師など)
もし、メンバーが仕事上仲良くしている他のアイドルグループのメンバーやインフルエンサーにメッセージをお願いしたい場合は、運営にお願いするのではなく、生誕委員が直接、そのアイドルさんやインフルエンサーが所属している事務所に連絡し、メッセージを書いてもらうようにしてください。その際、くれぐれも失礼のないようにお気をつけください。(書いてもらえないことが多いので、書いてもらえる前提でお願いしないようにしてください)
また、メンバーや関係者、アイドルさん等にメッセージをお願いする場合、そのメッセージを生誕委員以外のファンに公開しない (見える状態にしない) ようお気をつけください。(例: スゴヨセに直接記入してもらうと他のファンから見えてしまうので、DM等でメッセージを送信してもらい、メッセージアルバムを非公開にした後に追加するようにする、など)
花束贈呈
生誕ライブや生誕イベントのセレモニーコーナーにて、メッセージアルバム・ケーキなどと一緒に花束を贈呈する企画です。
花束はフラワースタンドの発注先に一緒に発注するとフラワースタンドと一緒に届けてくれるので楽ですが、別の花屋に発注し、当日お店で受け取りを行なってから会場に持ち込むことも可能です。
花束のサイズですが、基本的にメンバーが自宅に持ち帰ることができるサイズがお勧めです。また、持ち帰りのための手提げ袋を用意するのを忘れないようにしましょう。
また、生誕祭当日に花を渡すタイミングの調整をあらかじめ運営側と行っておくことが必要です。
誕生日当日お祝いツイート
メンバーの誕生日当日 0:00 になったら、ファンが一斉にお誕生日おめでとうツイートを行う企画です。
あらかじめファン企画アカウントで実施することをアナウンスした上で、前日は 12時間前、6時間前、3時間前、1時間前などに、企画のリマインドをポストすると良いでしょう。
また、企画の実施にあたっては、あらかじめ #藤咲凪生誕2024 のようなハッシュタグを決めてポストしてもらうようアナウンスしておくと、後になってメンバーが検索しやすいので良いのではと思います。
こちらが、ファン企画アカウントによるお祝いツイート企画のアナウンスの例になります。
0:00 以降は、ファンの皆様がポストしたお祝いメッセージをファン企画アカウントでリポストすると、企画に気づいていない方への周知にもなりますし、何よりファンの皆様のTLがお祝いメッセージで溢れるので、お祝いムードが高まり良いのではと思います。
ライブ会場装飾
アイドルさんの生誕ライブでは、ライブ会場の壁に文字バルーンを使った装飾を行うことが多いです。
バルーンは Amazonなどで「バースデーバルーン」として販売されており比較的安価なので、当日の生誕祭感を高めるためには良い案だと思います。
生誕ライブ当日、ライブの開場前に生誕委員だけ入場させてもらって装飾する場合と、一般のファンの方と同様、開場時間に入場し、開演までの時間を使って装飾を行う場合があり、開場の装飾の可否を含めて運営側への確認が必要になります。
開場後の装飾となった場合には、入場後にバルーンを膨らませたり、壁に養生テープなどを用いてバランスを取りながら設置する必要があり人手が必要なのど、開場後に物販があったりする場合には、生誕委員はグッズやチェキ券の購入ができない可能性もあり、その辺りも含めた実施可否を検討することをお勧めします。
なお、ライブ会場の壁をバルーンなどで装飾できかどうかは会場次第です。また、装飾の場所や固定方法 (壁に跡が残らないように粘着力の弱いものを使用するか、紐を使用するなど) も細かく指定がある場合がほとんどなので、運営を通してよく確認を行うことが重要です。
